2015年12月23日

18歳の夏の思い出(4)

国道沿いに歩いてると時々怖い思いをしたりもする。
静岡の由比を過ぎたあたりからトンネルの中を歩く羽目になり、もちろん歩行者は他に誰もいない。
普通は少し手前のバス停からバスに乗るようだ。
高速じゃないんだし行けるだろうと、甘く見たのが間違いだった。
ガードレールのない国道のトンネルの中を壁伝いに歩いてると、自分の背丈ほどのタイヤの大型トラックが、轟音と共にガンガン飛ばしながら横を走り抜けていく。
信号も無いしひっきりなしに。
夕方という時間帯も悪かったのでしょう。
途中で引き返そうかと思ったが、怖くて振り向く事も出来ない。
更にカーブが続き先が全く見えない。
途中に3か所ほど花束が供えられてたりして。
オレンジ色の薄明かりの中、生きた心地がしなかった。
おしっこをちびらなかったのが不思議なくらい。
ちょっと内側にずれたら、轢かれて即死したでしょう。
死を意識したのはこの時が初めて。
人間はいとも簡単にあっけなく死ぬもんだと思った。
発達した脳に比べ、その肉体は実に脆くあっけない。
この死生観は今に至るまで、僕の人生に色濃く影を落とす事になる。
日曜の早朝、野犬の集団に襲われそうになった時も怖かったが、このトンネル内での数十分が一番怖かった。
あの時は本当に嫌な、思い出したくもない体験だったが、今になるとこの貴重な体験をしただけでも旅をした甲斐があったと思う。

NEC_0091.JPG
そんな事よりこれホント美味しい!生きてて良かった!
あの時死んでたらこんな美味しいチョコレート食べられなかったよ!




posted by Shintaro at 23:59| 東京 ☁| Comment(0) | 思い出した | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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